副作用について
メルカゾールには副作用があります。
肝臓の悪化や貧血(白血球の減少)、皮膚疾患、等など。
肝臓が悪くなってきたら、ウルソという動物用の肝臓のお薬が処方されると思われます。
貧血の場合は投薬を禁止します。およそ2週間程度は見たほうが良いようです。 実際うちでも2週間中止しました。
メルカゾールは「白血球を作れ」という指令を阻害してしまうようです。ですから、例えばレバーなんかを食べても貧血は治りません。
白血球(好中球数)が減少すると、病気に対する抵抗力が弱くなり、非常に危険です。 無顆粒球症を起こす可能性があります。
横紋筋融解症になり、急性腎不全を併発することがあるらしいです。
おかしいと思ったらすぐ投薬の中止を。
以下詳しい副作用についてはこちら
メルカゾールここカラダ より
白血球減少、高熱、頭痛、皮膚発疹、肝障害などが起こることがあります。また発熱、全身倦怠感、咽頭痛、リンパ腫を伴って重篤な無顆粒球症を伴う骨髄障害を来し、生命に危険の及ぶことがありますので、定期的な血液検査が必要です。妊娠中の服用についての安全性は確かめられていません。また乳汁中にも分泌されますので、授乳は避けたほうがよいでしょう。本剤を服用していた母親からの新生児は、甲状腺機能障害についてしばらく観察、注意が必要です。また、筋肉痛、血清CK値の上昇、さらには横紋筋融解症を来すことがありますので、とくに腎機能の低下している人には注意が必要です。
無顆粒球症ここカラダ より白血球数の減少する病気で問題になるのは好中球数の減少です。
【好中球減少症[こうちゆうきゆうげんしようしよう]】
好中球数の減少が慢性的に存在する場合には症状が軽いことがほとんどです。しかし、急激に起こると激しい症状を現すのが普通です。一般には好中球数が1mm3中1000~1500個になると感染しやすくなり、500個以下になると、特にそれが急激に起こった場合は感染症は必発です。発熱、口内炎[こうないえん]を生ずることが多く、好中球数が少ないほど感染は急激に広がり、肺炎、敗血症[はいけつしよう]など生命の危険をきたすような重症感染を生じることもしばしばです。
原因としては、再生不良性貧血、急性白血病、肝硬変[かんこうへん]、骨髄異形成症候群[こつずいいけいせいしようこうぐん]などがあります。
【薬剤起因性顆粒球減少症[やくざいきいんせいかりゆうきゆうげんしようしよう]】
本来、白血球を減らす副作用はない薬でも、まれにその投与量に関係なく著しい好中球数の減少(無顆粒球症)を起こすことがあり、これを薬剤起因性顆粒球減少症と呼びます。
発生の予測はまず不可能で、投与量とは関係なく起こります。注意していないと見のがされやすいので、甲状腺機能亢進症[こうじようせんきのうこうしんしよう]、胃潰瘍[いかいよう]、不整脈の薬などを服用中に急に高い熱が出るなどの疑わしい症状が出たら、必ずすぐ主治医に連絡をとり、血液検査を受けてください。ピリン系の薬も注意が必要です(アスピリンはピリンという名前はついていますが、ピリン系ではありません)。
もし薬による無顆粒球症なら、すぐその薬を止めて、感染症に対する適切な治療を受けなければなりません。普通回復までには2週間前後かかります。横紋筋融解症有限責任中間法人 日本救急医学会 より
骨格筋細胞の壊死,融解により筋細胞内成分が血液中に流出した状態をいう。この際,流出した大量のミオグロビンが尿細管を閉塞し,急性腎不全を併発することが多い。また,循環血液量減少にともなうショックや,高カリウム血症により突然の心停止をきたす危険がある。
横紋筋融解症は外傷による筋区画症候群の他に,高脂血症治療薬やニューキノロン系薬剤による薬剤性のものなどが知られている。低リン血症,低カリウム血症,糖尿病性ケトアシドーシスなどの代謝障害や,悪性症候群,悪性高熱症は,二次的に横紋筋融解症を発症する可能性がある。自覚症状には四肢の脱力感,腫脹,しびれ,痛み,赤褐色尿(ミオグロビン尿)があり,これに腎不全症状として無尿,乏尿がみられることもある。
検査所見としては,高カリウム血症,高ミオグロビン血症,CPK等の筋逸脱酵素の急激な上昇が認められる。早期大量輸液,高カリウム血症対策と尿アルカリ化,強制利尿が急性腎不全の治療およびその予防としておこなわれ,完成された腎不全に対しては血液浄化法をおこなう。