2007年3月18日日曜日

食事について

甲状腺機能亢進症専門の処方食とありませんが、この病気に限らす、猫ごはんは自然なものが良いようです。
添加物及び合成保存料がないものです。

一般的にはドライフードよりはウェットフードの方が保存料は少ないと言えます。
気をつけなければいけないのは、プレミアムフードに「自然派保存料使用」と書いてあっても、「合成保存料不使用」と書いてなければ、「自然派」と「合成」両方使っていると考えてよいです。
言葉のマジックに騙されないで、よく表示を見ましょう。

最近流行のホリスティックといっても、食いつきを良くするために、たっぷりと塩分をまぶしたものもあります。塩分表示がなかったら、わざと書いていないのです。
とりあえず食べてみても、よいかもです。
「猫のご飯を食べるなんて!」
と思ったら、そこで気付くはず。どうして食べられないのか。猫の餌って、味が悪いの? 品質が悪いの? それとも・・・?

今のところはっきりと表示してある処方食というと、【ANIMONDA】アニモンダ、【SPECIFIC】スペシフィック(缶詰のみ。ドライには保存料が入っています)、ぐらいでしょうか。
サイエンスダイエットのサイトのほうには、缶詰には合成保存料は使っていないようなことを書いてありますが、製品に表記はしてなかったような。

○ーカヌバとかは、缶詰にエトキシキン使ってたりするし。
処方食で体壊してどうするよ! って思うのは私だけじゃないはず。

どんなペットフードも信用できない!となったら、手作りするもの一案です。
最近は手作りの本も出ています。

甲状腺機能亢進症は、多臓器に負担のある病気ですし、高齢のネコさんも多いのですから、腎臓のことも考えたメニュー作りをしたいものです。最初は大体でいいですが、慣れたら、きちんと計算して作ることをお勧めします。

や、私もまだ勉強途中なんですが(汗)。

~お勧め本~
「もう迷わない!ペットの健康ごはん」
「ホルモンの異常に気付いていますか!?」
有限会社コロより

栄養計算表のあるサイト
お気楽ホリステックケアー

その他

特に裏づけがあるわけではありませんが、ヨード分には気をつけたほうが良いかもしれません。
猫といえばお魚の缶詰、というかもしれませんが、本来猫は肉食です。骨も皮も内臓もない、魚ばっかりのお食事と言うのは、ビタミン剤を添加したところで、だめなような気がします。お年寄りなのに、たんぱく質ほぼ100%というのも、いかんだろうし。
「シニア向け」とかいた猫缶というのは、単に塩分が低めにしてあるだけのような気がしますよ。

特にこの病気とヨードは密接な関係にあるようですから、今までお魚缶ばかりだったのでしたら、ヨード分の少ないものを意識的に選ぶ必要があるかもしれません。

うちの場合ですが、お魚缶詰を与えると、多飲多尿に必ずなります。とはいえ、腎臓も悪いので、たんぱく質が多すぎた可能性もありますので、絶対とはいえないのですが。

以下のような研究もあるようなので、参考までに。
日本における猫の甲状腺機能亢進症の発生と食餌との関係に関する研究(PDF)